ORGANと和傘CASAの目指すことや取り組み

2016年に長良川デパート湊町店で販売を始めた岐阜和傘。

 私たちは和傘の販売を通して、エゴノキ、ろくろという部品供給の仕組みから岐阜という町の産業構造に至るまで、背景にあるストーリーに触れるにつれ、和傘こそが長良川の恵みを体現したプロダクトであるという仮説にたどり着きます。  

2018年には「わがまち基金」とクラウドファンディングで集まった資金を活用し、長良川の手仕事情報の発信拠点「長良川てしごと町家CASA」を整備。その中に岐阜和傘専門店の「和傘CASA」をオープン。風情ある町なみが残る岐阜市川原町にて、築100年の町家で商う唯一の岐阜和傘専門店です。

日本の和傘の7割近くを作る岐阜の地で、未来に和傘の文化を繋げたい。
蛇の目傘、番傘、日傘と常時60本近く取り揃えています。岐阜和傘を核に”長良川流域ブランド”を伝えるための取り組みを行ってきました。  

CASA開設以降、和傘をフックにメディア露出や公的な場での発信の機会が増え、長良川のてしごとに対する関心は高まりつつあると感じます。藤浪小道具の近藤さんなど心強い理解者との出会いもありました。  

こうした過程を経て、和傘の需要喚起と市場開拓を着実に進め売上増大の手応えを得るとともに、2019年には「一般社団法人岐阜和傘組合」設立と職人募集のクラウドファンディングを通して、「後継者の不在」という業界が直面する課題と向き合うことになります。  

これらの動きにORGANがどのように関わり、何を達成したかったのか。和傘にまつわる活動を一業界のムーブメントとしてではなく、長良川文化を未来につないでいくためのモデル事業と位置づけ、その取り組みを紹介します。






【和傘CASA YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCsE3o0hHMSlZcQfO47Ropsw

◆店舗:500-8009 岐阜県岐阜市湊町29 長良川てしごと町家CASA1F
◆営業時間:11:00~18:00
◆定休日:火曜・水曜
◆電話:090-8335-9759
◆MAIL:info@teshigoto.casa
◆HP:https://www.teshigoto.casa/